リビング・ダイニングのカーテン選びと失敗しないコツ。

こんにちは。

インテリアコーディネーターの稲山聖子です。

今年も残すところあと3か月になりましたね。

 

色々と消化不良のままで、このまま令和3年を終えたくないなと感じています。残り3か月で来年に繋がるものを形にしていきたい ! 年末までのラストスパートだ!!

 

皆さんは年末を充実した形で迎えられそうですか?

 

さて、今回もカーテンにちなんだお話です。

 

最近は、カーテンの選定やカーテンのデザインの仕事が多いです。

 

そして、難しいなと感じるのは、リビングやダイニングのカーテンです。

 

先日もお客様からリビングのカーテンを一緒に選定して欲しいと言われたのですが、
奥様が気にいられたカーテン生地は、エレガントな花柄。
男性目線ではどうかな~と思っていると、

「旦那や息子は嫌がるかも・・・」とつぶやいたので、奥様の寝室に掛けられてはどうかと提案しました。

 

そうなんです!!

個室なら、自分の好みを思いっきり反映させられますが、
家族が集う場所では、家族の好みや他のインテリアとのバランスも反映させなければいけません。

 

家族全員の好みを反映させるのは大変な事です。
まず不可能と言っても過言ではありません。

 

余談ですが、我が家にキッズルームを作る時に、せっかくだから子供たちの意見を反映させてあげよう!と意見を求めると、ミリタリーオタクの長男が、壁紙⇒迷彩柄、カーテン⇒迷彩柄と要求してきたので、即却下!!

 

バッサリと切り捨ててやりましたよ。

先ほど個室なら好みを反映させていいなんて言いましたが・・・
ムーリーーー!!

「そんな空間が同じ家にあるのは許せん!!」と却下しました(我が家では私が法なので逆らえないですっ THE独裁者 )。

好きな空間は、独立してから思う存分作ってくれ!(自分の稼ぎでなっ! いや、私も旦那の稼ぎに頼っているが・・・ダンナの物はワタシの物! ワタシの物はワタシの物!!というジャイアン根性で生きてますから!!・・・苦笑)

 

さてさて、好みの違う家族の集うリビングやダイニングのカーテンはどうするのか?

 

好みがあまりにも違う場合には、床や壁の色に近いカーテン生地や、ブラインドをお勧めします。

 

窓を壁や床の一部と考えれば、まず失敗はないし、お互いの好みのぶつかり合いも無いです。

それじゃあ、ちょっと味気ないよね。

と思う場合には、

 

グリーン系オレンジ系を用いるのが個人的にはお勧めです。

グリーンやオレンジは自然の色ですよね。葉っぱと土。カビとパン。
生き物にとって馴染みのある色ですよね。

 

ブルーも水や海、空などの自然色ではありますが、寒色系なので冬には寒々しい感じがしてしまい、お勧めできません(季節によって掛け替えるならいいと思いますが)。

 

私が以前住んでいたアパートでは、グリーンのソファにオレンジ系のカーテンを掛けていました。
インテリアやカラーのお勉強をする前の話ですから、理屈じゃなくて自然と落ち着く色を直観的に選んでいたんだと思います。
そして、自分の好みだけでなく家族皆が嫌じゃない色だったと今でも確信しています。

(あとね、オレンジ系のカーテン汚れが目立たず無精者にもお勧め。アラ、私にうってつけ)

 

実は、現在の我が家では、家中の窓の2/3が茶色の木製ブラインドです。

なんだかんだ言っても木の色は落ち着きますし、我が家は個性的な攻めのインテリアが多いので、ガチャガチャにならないために戦略的にあえて色柄物のカーテンじゃない、木製ブラインドにしています。

同じく、壁紙も主張のない白系です。

 

無難だからというよりも、個性的なインテリアを引き立てるためにあえて白にしました。

 

特に、リビングやダイニングは家族が揃って寛ぐ空間です。
家族の好みが同じなら問題ないですが、好みが異なる時には、家族の誰かが『好きな物』を選択するよりも、家族のそれぞれが『嫌いな物』を排除していくことの方が大切だと思います。

家族全員がストレスない空間を目指して下さい。

当たり前の事を話しているのですが、意外と省いたり引き算という視点を持つことは勇気が要って、難しいんですよ。戦略的に無難なカーテンやブラインドになったなら、それは失敗ではありません。

その次は、アクセントになるインテリア、例えばクッションとか、絵・ポスターとか、置物とかは個人の好みを反映させてもいいかもしれませんよ。家族の誰かがストレスに感じればすぐに撤去すればいいわけですし・・・。

 

結論!

家族の好みが異なる場合、リビングやダイニングのカーテンは家族全員の『嫌い』を省いた物にしましょう。

個々人の好みは、壁掛けや置物のインテリアで実現しましょう。

 

本日はここまで。

どうか、嫌いな物と言ってダンナさんが排除されることがありませんよ~に!

 

ではまた次回お会いしましょ~^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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