和室にはカーテンは合わない?和室の窓に合うものは?

こんにちは。

インテリアコーディネーターの稲山聖子です。

 

昨夜、夕飯の時に次男が「僕と同姓同名っているかな?」と聞いてきた。

 

「う〜ん、稲山って姓も少ないし、〇〇〇(次男の名前)も少ないから、
おそらく同姓同名はいないんじゃないかな」と答えると、

 

「じゃあ!僕が死んだら、世界で最初の稲山〇〇〇になるんだね!!」
と目を輝かせながら言った。

 

君ほどユニークな人に会った事がないよ!

そして、君の将来が楽しみだ!!

人を笑わせる人間になるのか?!人に笑われる人間になるのか?!

どっちだ?!

 

 

 

さてさて、今日は和室にカーテンは合うのか?合わないのか?
和室にはどんな窓周りが合うのか?について書きたいと思います。

 

これから、ワールドルームさん(カーテン屋さん)の
和室の展示コーナーを手掛けるのですが、
現在展示されているシェードやブラインドはそのままで、
小物等のディスプレイで、もっと和の雰囲気を作り込んでいく予定です。
なので、和室に合うカーテンを私が手掛けるよ!という話ではないです。

 

(あ、ちなみにシェードというのは、コードやチェーンを操作して、
生地を上下に開け閉めするものです。)

 

で、現在の和室の展示品(6点)は全てシェードなんです。
展示品6点のうち5点が和紙や竹、ゴザのような素材でできたもので、
THE和室!といった感じで皆さんが思い描くような和室&和室の窓周りです。

 

そうなんです。和室の窓は周りは障子か障子に代わるものとしては、
和紙素材や竹素材といった物がとてもよく合うんです。

 

ワールドルームの社長さんに「障子に合わせたカーテンは設置しないんですか?」

と伺った時にも「やっぱり、カーテンは西洋のものだから、和室には難しい。
それに、障子とカーテンやシェードを合わせようというお客さんはあまり居なくて、
既存の障子を取っ払ってシェードを付けるから、障子と合わせると言ってもねぇ・・・」
とおっしゃっていました。

 

確かに!!

 

普通なら和室の窓には、障子か和紙か竹素材のシェードかどちらか択一となる事が多いですよね。

 

でもね!
でもね!

 

日本には着物文化があるじゃないですか!

寝殿造り(平安時代~中世の建築様式)があるじゃないですか!

 

寝殿造りでは、壁代(かべしろ)や几帳(きちょう)と呼ばれる布が、
天蓋つき寝所に使われていたり、間仕切りに使われていたんですよ!

 

良く分からない方は、映画「陰陽師」とかを観るとイメージがもてるかも知れません。

 

 

そう、布の使い方によっては、ちゃんと和室とも障子ともマッチする!!
と私は考えています。

 

特に、絵柄のある障子なんかに配色を合わせて布を組み合わせれば、
マッチするだけでなく、より粋な感じになるのではないかと思います。

 

歌舞伎舞台の緞帳(舞台の幕)のイメージ。
障子の柄が舞台の中の物語で、幕はシェードやカーテンってところかな・・・

 

ただ、きちんと素材感や柄、配色、デザインをきちんと考えないと、
ミスマッチになったり、野暮ったい感じになるので、注意が必要です。

 

和室には、ドレープ(ひだ)がたっぷり入った重厚感のあるカーテンは、
やはり合わないと思います。

 

直線的なものが合うので、カーテンならば、ひだのないフラット仕様に。
シェードもプレーンかシャープシェードのように、
フラットに折りたたまれていくタイプが合うと思います。

 

配色もよく単色にしがちですが、異なる色で縦か横にラインを入れる事で
より直線的な感じも出るし、アクセントにもなって引き締まるので、
ライン使いはお勧めです。

 

イメージとしては、着物と帯といった感じです。

 

広面積の着物に対して、帯の異なる配色や柄で引き締める!に近いと思います。

 

日本の素敵な布文化。和室に合わない筈がない!

和室、障子に布を合わせる事を敬遠しないで下さい。

絵柄と配色、シャープさを気をつければ、
とても素敵な窓周りになるはずです!!

 

これだけ熱く語っておいて、うちには、和室が無い・・・。
和室欲しいなぁ~。

 

和室の窓間まわりにお悩みの方~。
ご相談受け付けてますよ~。

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では、、また来週お会いしましょう^^

 

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