こんにちは。
インテリアコーディネーターの稲山聖子です。
前回は、落ち込んだ時の回復方法を書いたのですが、その後にブログを更新していなかったので、落ち込んだまま?と心配する声がありました。
大丈夫です!!すっかり元気になってモリモリ食べて、ダイエットにやる気も出てきました^^
ブログを2週に渡りブッチしたのは、完全に私の怠けでございます。てへぺろ
さぁ、気を取り直して(誰の?)いくよーー。
今回は、窓ガラスフィルムを自分で上手に貼るコツです。
最近、自分で窓ガラスフィルムを貼ったり、業者さんの貼るお手伝いをしたりが続いたので、貼り方のコツについてお話しますね。
その前に!!
どうして窓ガラスフィルムを貼った方がいいのか?と疑問をお持ちの方に。
断熱や飛散防止の意味もありますが、家具やカーテン、床などの色褪せ、劣化防止のためにも窓ガラスフィルム(UVカット)お勧めしています。
以前の記事⇒『家具や床、カーペットなどのインテリアの色褪せ・劣化を防止する方法』
以前の記事を踏まえて、今回は、ガラスフィルムを自分で上手に貼る方法についてです。
ガラスフィルムの貼り方は、フィルムの箱にも説明書きがあるし、インターネットでググれば沢山出てくるけど、実際に自分で貼ったり、業者さんの意見を聞いたりして、こういう注意書きがあったら良かったのに!!と思う所もあったので書きます。
まず、手順はどの説明にもあるように、
1. ガラスをキレイにしておく。
2. フィルムを窓枠ピッタリか、窓枠より2〜3㎝大きくカットする。
3. 中性洗剤を水で薄めたスプレーボトルで、窓ガラスやフィルムの接着面にスプレーして窓ガラスに貼り付ける。
4. ガラスに貼り付けたフィルムの気泡をヘラで抜いていく
5. ガラスの2mm内側をカッターナイフで切り取る
6. 気泡や余分な水をふき取る
7. おわり
のパターンです。
何度も貼ったことがある人には、この記載で十分なのですが、初めての場合にはこの説明だけでは、うまくいかない事もあります。
なので、業者さんのアドバイスや私の失敗をもとに補足をしていきたいと思います。
1. ガラスをキレイにしておく
⇒あたりまえ!
でも、ちょっと補足。
私の失敗!!ガラス拭きにフェイスタオルを切って使った事です(ただの貧乏根性から)。
生地のほつれや毛羽立ちがガラス表面に残って、押し花のようになった事があります。
ちょっと考えれば分かるアホウな失敗です。キッチンペーパーなど毛羽立たないものがいいです。
でも、拭きタオルだけでなく、同じようにカーペットや絨毯、ベッドなどがある部屋では静電気が起きやすく、窓ガラスに埃が付きやすくなるので、ビニールシートでしっかり養生するなどの注意が必要です。
2. フィルムを窓枠ピッタリか、窓枠より2〜3㎝大きくカットする。
⇒素人が窓枠ピッタリにカットできないので、こういう説明は辞めましょう!!
以前、窓枠にピッタリサイズでカットしようと思ったら、見事に歪みました(私の心の歪みが現れたのかもしれません)。
30㎝の物差しをちまちまスライドさせながら160㎝×1800mmの四角形を切り取るのは至難の業です。
なので、窓枠ピッタリサイズにカットするのはやめて、カットが歪むことも考慮して窓枠より2〜3㎝大きめにカットしましょう。
そして、もう一つ失敗談。
窓枠ピッタリにカットするのが大変だと学んだ私は、どうせ最終的には、窓枠内でカットするのだから、大きい分には問題ない!!とずいぶん大きめにカットしました(正確には残り20㎝をわざわざ切り落とすのも面倒だなぁ~という怠惰な考えで四方20㎝大きめな状態に)。
が!!
ずいぶん大きなフィルムを持て余し、剥離紙を剥がすのも大変だし、自分が巻き込まれそうになったり、折れ曲がってきたフィルム同士がくっ付いたりとかなり悪戦苦闘しました。
やはり、物事には適切なサイズがあるのです。
(3Lサイズの人が、Mサイズの服を着ようと悪戦苦闘する感じ?!・・・アレ?違った?)
要は、作業は横着してはいけないって事ですね。
3. 窓ガラスやフィルムの接着面に、中性洗剤を水で薄めたものをスプレーして窓ガラスに貼り付ける。
⇒中性洗剤とは、台所で使う食器用洗剤の事ですが、これを水200㏄に2~3的入れたものをスプレーボトルに入れて使います。中性洗剤の量が少ないと滑りが悪くなりますし、多すぎると仕上がりが白濁した感じになります(これは、水分が完全に蒸発すれば白濁もなくなりますが・・。
窓ガラスにまんべんなくスプレーし、剥離紙を剥がしながらフィルム側にもスプレーしていきます。
この時、フィルムを掴む部分はスプレーしてから掴む方が指紋や汚れがフィルムに付かなくていいです。逆に言えば、スプレーしていない部分は触るのはNGです。
あと、剥離しながらスプレーするのは一人では大変なので、出来れば2人で作業しましょう!
いざ、フィルムをガラスにON!!
⇒ここで、ガラスの上部はカットしなくてもいいように、上部は窓枠の2mm内側から(窓枠のコーキング剤に乗らないように)フィルムを貼りつけます。
窓枠とガラスはコーキング剤で接着されているので、これを避けるために、2mm内側にずらして貼ります。
4. ガラスに貼り付けたフィルムの気泡、水疱をヘラで抜いていく
さあ、
窓枠内2mmの所にフィルムを載せたら、上部20㎝くらいは気泡水疱を抜きながら仮止めします。これで、動かないので、後は真っ直ぐに上から下に向かってヘラで気泡、水疱を追い出していきます。
(中央から外側に向かってと書いてあるのもあります。)
ヘラを使って気泡水疱を追い出すときは、必ずフィルム表面もスプレーしましょう。表面の滑りが悪いと、フィルムが破けてしまう事があります。
私も以前、抜けない気泡を追い出すのに躍起になって、滑りが悪くなってきたのにスプレー足すのを忘れて、少しフィルムを傷つけた事があります。ヘラの滑りが悪いなと思ったら、スプレー足して下さいね。
あとね、コレどこにも書いてないけど、私からの忠告!!
室内作業だから天気関係ないよね~と雨降りの日に作業したら、水疱が抜けてないのか、雨の水滴なのか分かりづらくて、フィルム内の水疱・気泡の見落としがありました。
不慣れな人は、出来るだけ晴れた日に作業しましょう〜^^
5. ガラスの2mm内側をカッターナイフで切り取る
⇒フィルムの余分な部分をよく切れるカッターで窓枠2mm内くらいの所で切り取ります。
この窓枠2mmくらいというのは、窓枠とガラスの間にあるコーキングを避け、気泡・水疱を追い出せる隙間なんですね。
フィルムの端が凹凸なくガラスにピタッとつかないと、後々剥がれてきますので、フィルムがコーキング剤に乗っかっているような状態ではダメなんです。
だから、下手なサッシ職人がコーキング剤を3,4mm多めにしていたら、もちろん2mmと言わず、コーキング剤にかからないようにカットして下さいませ。
ここで、カッターで窓ガラスを傷つかないかビビッて、力を入れないで引くと全然切れません!
大丈夫です!特にあなたが女性なら、けっこう力を入れてようやく切れるくらいなもんです。
よく切れるカッターで!
ガシュガシュ行っちゃって下さい!
途中でカッターの切れ味が悪くなったら、刃の先をバシバシ折って、切れ味良い状態を保って下さいね。
あ、指だけは気をつけて。
6. 余分な水をふき取る
この時も、タオルを使うと、毛羽立ちや埃、糸くずなどが残る可能性があるので、キッチンペーパーなどで仕上げ拭きをした方がいいです。
フィルムの端は、水が残りやすく剝がれやすくなるので、ヘラにキッチンペーパーを巻き付けてしっかり拭き取りましょう。
7. おわり
あとは、少しフィルム内に残っている水分は蒸発して完全になくなるので、気にしなくてもダイジョブです!
もし、抜けきれなかった気泡があれば、カッターの先で少し穴を開けて押し出して下さい。少々、跡は残りますが、気泡は目立たなくなります。
どうでしょうか?
これから、自分で窓ガラスフィルムを貼ろう!という方の参考になりましたでしょうか?
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では、また次回お会いしましょ~^^