こんにちは。
インテリアコーディネーターの稲山聖子です。
今日もインテリアとは関係のない話を書いていきますので、
ついてきてくださいね~。どこに?
夏休みになりましたね。
中学生以下の子育て中の方なら、
「恐怖の夏休み」といったとこでしょうか。
うちは小学4年生、2年生の夏休みが7月20日から始まり、
もう10日近く経つのに、一度も机に座って宿題を広げている姿を
見た事がありません(涙)
なんら生産的なことをしないまま10日・・・
やがて体にカビが生えるのでは?と心配してます。
さて、夏休みの一番の困りごとといえば、
お昼ごはんですよね。
うちは好き嫌いは許してないので、
時間はかかってもとりあえずは何でも食べてくれます。
で、お昼ご飯を食べる息子たちを見ながら
ふと、思った事があります。
私も好き嫌いは許されない家庭で育ったのですが、
あ~私もニンジンの生臭い感じとか、大根の苦みとか
ゴーヤーの苦みとかピーマンのえぐみとか、苦手なものは
色々あったなぁ~と・・・思い出しました。
いや待てよ!
私が小さい頃に食べていた野菜ほど
今の野菜にクセは無いのでは??
共感できる方いますか?
どの野菜も独特のにおいや味がもっと強かったと思います。
今でこそ人気のある沖縄料理ですが、
県外から嫁いできた人が、食事が合わないといって
帰ってしまった話などはよく聞きました。
私の小さい頃の食卓にあがる豆腐は島豆腐と呼ばれ、
ただ絹ごしとか木綿とかいうだけではなく、
大豆の含有量もだいぶ違い、県外で売られている豆腐とは別物で、
はっきり言って、かなり嗜好品に近いものだと私は感じていました。
何が違うって、まずは固さ!
鍋に入れて炒めるときは、手でちぎって入れます。
あと、匂い!
腐っているんじゃないと思うような匂いがしました。
しかも、パック入りで
スーパーの冷蔵コーナーに置かれているような物ではなくて、
1日2回、朝・夕に豆腐屋さんが運んできて、野菜売り場のそばに
ビニールに入れて(口は開けたまま)置かれていました。
搬入から少し時間が経つと、豆腐売り場から悪臭が漂い
買い手は、ビニールの口を広げ匂いを嗅いで、
「お!まだいけそう!」と思う豆腐を選んでレジへ・・・
今でも、ビニールに入った豆腐並んでます!
で、この固くて、黄ばんで、少し腐ったような匂いのする豆腐が
私の中での島豆腐のイメージです。
でも、島豆腐を好きな人はこの3拍子が大好きなんです!
私の父も島豆腐大好きで、チャンプルーに味噌汁に
いつでも食卓に上がりました。
私はちょっと苦手だったので、
初めて絹ごし豆腐を食べた時は、臭みがないことや喉越しの良さに感動しました。
夫はその逆で、癖がある食べ物が好きなので、
初めて沖縄に来て、チャンプルーを食べた時に、島豆腐にえらく感激していました。
今、スーパーで売られている島豆腐は、小さい頃私が食べた島豆腐ではありません!
固さも匂いもなく、絹ごし豆腐とさほど違いは無いように思います。
おそらく、クセを少なくして万人受けするものへと
変化しているのではないかと思います。
それは、豆腐に限らず、ニンジン、大根、ピーマン、ゴーヤー、トマト
カボチャ・・・色々な食べ物が同じ変化をしているのではないかと思います。
だから、我が家の好き嫌いをさせない方針が苦労なく追行できているのでは
ないかと思います。
野菜が食べやすくなったことは、いい事です!
子供が好き嫌いしないですから。
でも、寂しいなぁ~と思ってしまう・・
日本全国、もしかしたら海外に行っても、ニンジンはニンジン!
大根は大根!という風に、万人受けする均一的な味なのかもしれないけれど、
その土地の光や風、匂い、人の手から沢山のエネルギーを吸い取って、
育ったのもは、もっと吸い取ったものを十分に反映させて欲しいと思う。
クセがなくなった納豆が出回ったおかげで、
死んでも納豆だけは食わん!!と思っていた私が、
今は健康のため、毎朝欠かさず食べているのに
こんなこと言うのは理不尽だけど、
野菜も豆腐の魚も、もっと主張があっていい!!
豆腐だって腐っていたって!
あ・・・腐っていてはまずいか・・
営業停止になっちゃう・・・
味も形も均一じゃなくていい!
人もね!!
沢山のクセや個性があるほうが世界が豊かになって面白い!
子供たちのお昼ご飯を食べる姿を見ながら
ここまで頭をぶっ飛ばせる私の個性にもカンパーイ(≧∇≦)
子供たちはもっとパワーアップして個性的!
毎日、話題に事欠かない稲山家です♪
色んなエピソードはいづれまた・・・