こんにちは。
インテリアコーディネーターの稲山聖子です。
先日の我が家の会話。
長男「お母さんは、よくお父さんから諭吉もらうよね。
でも、すぐいなくなっちゃうんでしょ?
無駄遣いしすぎじゃない?」
私「もらった諭吉さんは、食料品を買ったり、君たちのお洋服買ったり、
生活に必要なものに消えていくんだよ!
お父さんがちゃんと生活費を稼いできてくれるから、生活できるの!」
という話をしていると、横から次男が参戦
次男「あーそれ分かるよ!」
「例えば、お母さんがブタとかクマだったら、
飼い主さんがちゃんと餌あげて、
お世話しないといけないって事でしょ!!」
・・・
いや、間違ってはいないが・・・
その例え、おかしくね?
ブタはともかくクマは家畜なのか?!
しかもわざわざ、
私を豚や熊に引き直さなくてもいいんじゃね?
まじめな話をしていても
いつも、トンチンカンな感じで終わってしまう稲山家の会話。
さて、
『庭に植える樹木を選ぶ際に注意したいポイント6つ』
と題して、前回、前々回でポイント1,2を見てきましたが、
今回はポイント3の水やりです。
その前に、ポイント6つのおさらい
樹木を選ぶポイント6つ
1 土壌(酸性、アルカリ性など)は合っているのか?
2 日当たり(日向、半日陰、日陰)は合っているのか?
3 水やり(たっぷりの水か乾燥気味か)はどうか?
4 風当り(風に弱いかどうか)はどうか?
5 成長した姿(大きさや樹形、根の張り方など)が分かっているのか?
6 害悪(毒素の有無、害虫の付きやすさ)があるかないか?
今回はポイント3の水やりについてです。
『水やり3年』と言われるほど、水やりは難しいんです!
枯らしてしまう多くの原因は誤った水やりです。
水やりも鉢植えと地植えでは異なってくるので、
注意が必要です。
水やりは、根っこに水分を届けるだけでなく
地中に水分と一緒に新鮮な空気を届ける意味もあります。
だから、
水をやる時には、地表が湿る程度の量では足りず、
地中までしっかり水分が行き届くよう
一度にたっぷりの水を与えなければいけません。
そして、次に水やりをするときは、
地表が乾いてからやります。
なので、回数を少なめにして、
一回でたっぷりの水を与えるのがコツです。
ポイント1の追記でも書きましたが、
庭の土壌が乾燥気味なのか水はけが悪いかも考慮しながら、
水やりの量を調整するとよいかと思います。
あと、当然の事ですが、
葉水や根本に水やりをするときには、
ホースのノズルをシャワーにして、
優しくかけてあげましょう。
以前、息子に水やりをお願いしたら、
ホースのノズルをジェットにして、
勢いよく、根元にかけていました。
根元の土が飛び散って、根っこが見えてしまってました。
当然、息子をど突きましたが、
皆さんは、優しくかけてあげて下さいね^^
<夏場の水やり>
地植えの場合、
基本的には水やりはしません。
でも、夏場1週間近く日照りが続くようであれば、
たっぷり水やりをしましょう。
で、あと放置でOK
(但し、地植え直後の樹は根が張っていないので、
きちんと根が張るまでは毎日水やりしましょう)
鉢植えの場合
毎日、朝1回もしくは朝晩2回
たっぷりの水を与えましょう。
朝の1回だけか、朝晩の2回かは、
土の表面の乾き具合や乾燥を好む植物なのか
を判断しながら与えましょう。
葉っぱが黄色や茶色くなったり、
元気なくしおれたり、白い綿のようなカイガラムシが
発生している時は、水不足が考えらます。
その場合には、水の量や回数を増やして様子を見ましょう。
水の量も大事ですが、
水やりの時間帯も大事です。
夏場なら、朝晩の涼しい時間帯にしましょう。
日中の日が高いうちに水やりすると、
葉や茎に残った水滴がレンズの役割を果たし、
葉や茎が焼けてしまいます。
また、地中で水が温まり、根を傷めてしまいます。
とくに鉢の中は蒸れやすくなるので、
夏場の日中の水やりはNGです。
涼しい時間帯に水やりする時も、
ホースに溜まった水や水道管に溜まった水が
熱くなっていないか確認してから、
水やりを開始しましょう。
<冬場の水やり>
地植えの場合
基本的には必要ありません。
葉っぱが全体的にしなだれて、
元気がないなと感じたら
たっぷりの水を与えて下さい。
鉢植えの場合
1日1回~2日に1回、乾燥気味を好むものは
もう少し間隔をあけてもいいかもしれません。
水やりの時間帯は、気温が下がってくる夜は避けて
暖かい時間帯であげると良いと思います。
ただ、沖縄では夏場と冬場をあまり分ける必要はなくて、
私は時間のある朝か晩にあげています。
個々の植物に合った水やりをするのは本当に難しいです。
湿った所を好む植物なのか、
乾燥気味を好む植物なのか、
水はけの良い土なのか、
水はけの悪い土なのか、
鉢植えなら鉢の大きさはどうか
などを考慮して、最終的には
土の乾き具合や葉っぱの元気具合を
観察しながら対応していかなければいけません。
鉢植えの場合なら、
水はけの良い土や保水力がある土に入れ替える事は容易ですが、
庭はそういう訳にはいかないので、
庭の土壌に合った植物を選んで、
水やりの量を調整してくださいね^^
私の経験上、
あげ過ぎは、
根腐れしてすぐにダメになってしまいますが、
あげないで放置の時は、
意外とダメになりません。
あげない時は、
葉っぱのしなだれ感で水不足が分かるので、
そのサインが出てからあげても十分間に合います。
植物は意外と強いので、
せっせとお世話するより放置することをお勧めします。
放置はするけど、観察はしていて下さいね。
そこが愛情だと思っています^^
愛情を注いで、元気な樹木を育てましょ^^
次回は、ポイント4の風当りについてです。
園芸に興味のある方は覗いてみて下さいね~
では、来週金曜日にお会いしましょう〜