長崎旅行(軍艦島編) 出勤はフリーホール!?

こんにちは。

空間デザイナー/インテリアコーディネーターの稲山です。

前回に引き続き、長崎旅行の続きを・・・・
(前回の生地は、こちら→長崎両行1日目はハウステンボス編)

 

旅行の余韻も冷めてきて、ついつい放置プレイになりそうなので、
そろそろ軍艦島編について書きます!!

 

ブログを覗いてくださった皆様、ありがとうございます。
インテリアは関係ないし、犬も猫も豚も関係ないけど、
私たちの今の生活があるのは、先人たちの労力のお陰だと色々感慨深いものがあったので、備忘録として書きます^^どうぞお付き合い下さいまし。

 

皆さん、長崎の海に浮かぶ軍艦島はご存じですか?

実は、私はチラッと名前を見にすることがあっただけで、詳しくは知りませんでした。

なので、長崎旅行の計画を立てているときも、長男が軍艦島に行きたい!!と

言った時には、『なぜに今にも崩壊しそうなコンクリートを観に行くんだ?』

としか思っていませんでした。

(やっぱり無知って恥ずかしいね~。穴があったら入りたい!!痩せないと入れないと思うけど・・・)

ちなみに、私たちはラッキーにも軍艦島に上陸することができましたーー。
少しでも風が吹いたり、波が高かったりすると接岸できず上陸できないのだそう。
ガイドさんの話では、このツアーに4回参加して4回とも上陸できなかった方もいたのだそう。

やはり、私は神に好かれているな?!フフフ・・・

 

長崎半島の沖合に位置する「端島(はしま)」(通称:軍艦島)は小さな岩礁で、1810年に石炭が発見され、土佐藩が小規模な採炭を行っていたが、1890年に三菱が買収し採炭を開始。人員や施設が増えるたびに、元々あった岩礁の周りをコンクリートで埋め尽くして拡張し、日本初の高層鉄筋コンクリートアパートが建ち並んだ。その外観が軍艦『土佐』に似ていることから、軍艦島と呼ばれるようになったそうです。最盛期には約5300人もの人が住み、世界一の人口密度となんだとか。

 

端島に住む人々の生活や炭鉱夫の仕事の様子などは、驚きを隠せませんでした。

 

その生活ぶりや仕事などを私の感想を交えながらご紹介
(端島で生まれて、中学まで生活されていたガイドさんのお話やパンフレット等より抜粋)

 

軍艦島デジタルミュージアムというサイトをご覧いただけば、正確な情報や詳細、貴重な写真なども見られますので、
ぜひググってみてください!(→このサイト面白いので、もう別に私の説明なんか要らなくねぇ?!と気づいちゃったよ。でも書く!って言っちゃったからなぁ・・)

 

まず、端島炭鉱は海底炭鉱で一番深い所で海抜ー1,000m
これを頭に入れておいてくださいね。

 

【炭鉱夫の一日の大まかな流れ】

①お仕事へ行ってきまーす。

でも、朝とは限りません!24時間3交代制ですから。

 

お仕事場はもちろん海底(職種にもよるかと思いますが、とりあえず掘削に焦点を当てます)

まず、鉱員さんたちは検身所でタバコ、マッチ、ライターの所持がないかチェックされます。

炭鉱の中は、ガスが溜まっているので火器を帯びるものは持ち込めないんですね。

 

検身を終えた鉱員さんたちは、東京スカイツリーと同じくらいの600m以上の深い所まで、エレベーターで降りていきます。

エレベーターといっても、採炭したものを載せるので、ドアも壁もないケージ。

そのケージに24人乗り込み

 

いざ!落下ーーー!!

ほぼ、フリーホール状態!!

秒速8mだそうです・・・

(あ、これは富士急ハイランドの高さ52mフリーホールね。
600mって、どんだけーーーー!!!フリーホールというよりもスカイダイビングだね)

 

毎日フリーホールって・・・慣れるんだろうか。
もうこの段階で私には無理っす><

 

次にー600m地点まで落ちたら、トロッコで傾斜21度という急な坂をそれぞれの持ち場まで乗っていくそう。

傾斜21度ではみんな前のめりになるので、後ろ向きで乗っていたそうです。

これもほぼ絶叫系の域・・・><

無理っす><

垂直に落っこちた後もえぐかった!!

 

左側で立っている人を見てください!すごい傾斜なのが伺えますね

 

持ち場はそれぞれ深さによって決まっていて、深い人ほどお給料は高かったそうです。
危険度もマシマシだものね。

 

②採掘

大変な思いで着いた採掘現場は、気温30度、湿度95%という過酷な環境だったそうです。

もうこれは、サウナだね・・・>< しかも、いつ落盤や爆発があるかわからない恐怖><

そんな中に8時間もいるのだから、外に出たときの空気はさぞかし美味しかったでしょうね。

 

③地上へ

作業後、真っ黒になった炭鉱マンたちは、真っ先に大きな共同浴場へ。でも、きれいな浴槽に入る前に荒洗いを行っていた浴槽は、いつも真っ黒だったそうです。
しかも、電気や水道のライフラインの確保が難しい端島では、お風呂は海水で、真水は上がり湯だけにしか使えなったのだとか。
もう、髪ゴワガワじゃないですかーーーーヒーーーー><

 

これがガイドさんから聞いた炭鉱マンの一日の生活の流れです。

 

想像を絶する生活ですよね。

でも、そういう炭鉱マンやその家族がいて、日本の産業が大きく発展してきたのだと思うと、
本当に感謝と畏敬の念を表さずにはいられません。

 

余談ですが、過酷な労働ではあったようですが、端島には、病院・学校・神社・娯楽施設もあって、
住む人々は苦楽を分かち合う、大きな一つの家族のようだったそうです。その部分に焦点を当てれば、疎外感に苛まれる人がいない素敵な世界ですよね^^

 

でも、やっぱり 絶叫マシーンでの出勤やサウナが仕事場だなんて、私には無理です><

本当に頭が上がりません。

詳しく端島(通称「軍艦島」)の事が知りたい人はググってみてねー。

ではまた、次回お会いしましょ~^^

 

 

 

 

 

 

 

 

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